2016年09月28日

レース

 榛名湖マラソン当日は晴れで気温は24、5度にまであがり、決して条件は良くなかったようです。しかし集会道路の半分近くが木陰なのでその点救われます。最もつらいのはメロディーラインの長い上り。ここは直射日光に容赦なく照らされます。しかも給水ポイントの感覚がここだけすごく長い。そんなわけで私設のエイドがもうけられていますが、私設であるが故に規模が小さく、走りながらさっと紙コップを取るのは気が引けます。この点だけがこのレースの欠点かな。

 今年は吉田香織選手がゲストランナーでした。彼女はここ榛名湖町生まれですってね。間近で見るのははじめてですが。足細っ!太ももの断面で見ればヴィネの3割しかないんじゃないでしょうか。よくこの足で・・・・、いやアフリカ人を見れば分かるけど、速い人は筋肉の質がいいから細くていいのかもしれません。ということは、太いヴィネのは質が・・・・。

 スタート直後のスピードが4分22秒。
 遅い!!!フラットでこれでは3時間10分なんてとても無理。そのごまもなく4分40秒までがた落ち。もちろんどんどん抜かされます。約10キロあたりで平衡状態になりました。
 幸い足の痛みは落ち着いています。新品シューズにしたことが功を奏したようです。
 しかしどうしてこんなに遅いのでしょうか?メロディーラインでタイムを落とすのは仕方ないにしても。それ以外の上り3、4カ所はそれほど厳しい物ではありません。練習だって少し気合い入れていればキロ4分40秒くらいで走れていましたから、レースではキロ4分半でしばらくいけると思っていたんですが・・・。最も昨年は9月の練習でキロ4分20秒程度の走りは出来ていたので、それから見ればスピードは落ちていたのかもしれません。
原因はやはり9月の練習不足かなあ。
 それでも速く走ろうと思えば走れるような気がしました。一時的にキロ4分半になったこともあります。しかも上りで。しかし後が続かない。これがハーフマラソンなら10キロ以降に、気持ちをポジにして30分40分とストライド伸ばして太もも上げていけるんでしょうが、フルは長い!10キロ20キロ30キロ地点でその判断をするのは、その後の反動を考えれば危険。
 そんなこんなしているうちに、このスピードが体になじんでしまって、しかも終盤の疲れもあってさらにスピードが落ちたようです。
 結果こういうことになったわけですが、やっぱ練習で10キロ、20キロをサブスリーで走っておかないとそのスピードは出せない物だと分かりました。
posted by ヴィネガー at 16:24| マラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イワン・レンドル

 1980年代にイワン・レンドルと言うトップテニスプレーヤーがいました。マッケンローなどと優勝を争っていたんですが、いつも最後に自滅してチキンハートと陰でささやかれてもいました。
 彼は試合中にバッグからビニールに包まれた真新しいラケットをだして、数回ガットの張り具合を確かめただけで、残りの試合を新しいラケットで戦うという、信じられないことを平気でやっていました。
 同じ物でも使い勝手が微妙に違って、練習でその癖を知った上で試合に使うはずで、ましてやトッププロならそのところ神経質にやっているんだろうな、という素人の勝手な判断を見事に打ち砕いてくれました。

 「同じ物は同じ」細かいことを気にすることは無用、とは言っても,そう簡単にレンドルみたいに無意味なこだわりを捨てきれる物ではありません。素人ランナーのヴィネだって、ランナーの命とも言えるシューズにこだわりがないと言っていましたが、一度も履いたことのないシューズを試合で履くのは無謀の極地との立場。
 
 ところが今までの習慣を一気に覆すことが起きました、レース前日、家を出る時にふとレースに使おうと思っていたシューズを見ると、左踵の減り方が尋常じゃないことに気付きました。
 ヴィネは元々右のシューズの外側が減りやすく,これは踵の骨の変形によるものと諦めていましたが、アキレス腱を切ってから逆に左の踵の外側がより多く減るようになりました。
 このシューズはレースとその前に2、3回試しに履くだけでしたのであまり距離を走っていないシューズなのに、これだけの偏りが出たのはよっぽど癖のある走りをしているに違いありません。そしてそれが最近の左踵やアキレス腱の痛みにつながったのかもしれない。
 こんなシューズでレースを走ったら、完走できないかもしれないじゃないか!
 急に不安がこみ上げて来て、以前に買っておいた真新しいアディゼロ(今までもアディゼロ)をバッグに詰め込み家をでたのでした。
posted by ヴィネガー at 15:59| マラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

レース前夜

 出来ればレース前夜は自宅で迎えたいものです。
 いつもの食事をしていつもの布団で当たり前のように寝て、当たり前のように次の日の朝を迎えて、いつもの体調でレースに臨むのがベスト。スパルタスロンに出ていた頃は、相部屋でも何処でも寝られていたのですが、UTMBの前日の全く寝られなかった経験から、最近は特にそう思うようになりました。
 榛名湖マラソンは、当日自宅から行くことは出来ないので、新幹線で高崎に行って泊まります。
 東京駅で時間があったので、牡蠣弁当があれば買おうかなと思って弁当コーナーに入りました。いつでもここは人でごった返しています。残念ながら牡蠣弁当は見当たりませんでしたが、「300円引き」の札が貼られたアサリ弁当が目に入りました。牡蠣もアサリもヴィネの好物の貝類。
「これは買いでしょう!」
そう思った直後です。店員が「半値」のシールを持って出てくるのに気づきました。でもすぐにシールを張る気配はありません。
「ここは待ちだ!後10分待とう」
この場を離れて妖怪「満を獅子」に取り憑いてもらって機が熟すのを待ちます。そして再び売り場に行くと、なんと丁度そのとき「半値」のシールを貼り始めたのです。
「おじさん1個ちょうだい!」
こうして600円でアサリ弁当をゲット。新幹線の中でぱくつきました。定価で買て食べるときより満足度が高かったのは言うまでもありません。

 家を離れての食事で問題は食物繊維不足になることです。当然分かっていましたから、家からプルーンとイチジクのドライフルーツを持って来ました。しかしこれだけで翌日の快便が約束されるとは言い切れません。高崎駅のスーパーで、だめ押しのめかぶとおからを買います。
 おかげで当日はホテルと駅と会場と、3回に分けて腸内をクリーンアップ。全てを出し切りました。
 ちょっと残念だったのは睡眠時間が6時間程度しか取れなかった事で、後1時間欲しかったなあ
posted by ヴィネガー at 15:15| ランニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月25日

低レベルの戦いに救われました

 榛名湖マラソン全然駄目でした。
 3時間28分53秒で昨年より8分以上もタイムを落としました。しかし優勝が23分台と言う低レベルの戦いで、昨年同様年代別2位。
 嬉しくね〜!

 原因は9月に入ってからの圧倒的な練習不足です。レース前までで200キロしか走っていません。せめて最低後150、出来れば200キロ走らないと。
 不安だった足首やアキレス腱、三角骨障害?は杞憂に終わり、その点だけ収穫かな。

 とにかく非常に疲れた。100キロ以上走ったような疲労感に見舞われました。
 もう寝るわ

詳細は明日以降で・・・。
posted by ヴィネガー at 19:59| マラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月23日

日本のマラソンの現状についてレジェンドの意見は

 福岡国際マラソンが今年70回を迎えるに当たって、日本のマラソン界の低迷を過去のレジェンド達にインタビューした記事が新聞に掲載されていました。
 そのレジェンドとは、瀬古、中山、高岡、藤田の4人です。
 4人とも今の現状に落胆していることは共通しています。
「練習量が少ない。代表になることが目標でその先が見えていない」(瀬古)
「今の男子マラソン界につける薬はない。五輪で9位以下はタダの参加者で、猫ひろしといっしょ」(中山)
「日本はフラットなコースでペースメーカーもついているのでタフさが育たない。ひ弱だ」(高岡)
「箱根で燃え尽きてしまっている。その後の覚悟がなく、うまくいかないと他人のせいにする」(藤田)
 さんざんな言われかたしてますね。共通するところは、大事に育てられて泥臭さというか雑草のようなたくましさが欠けていると言うところでしょうか。その源流に箱根があると指摘するのが中山と藤田です。しかし藤田は駒大のコーチなので別としても、他の3人は指導者としてはあまり成功しているとは言いがたいですな。
話としては中山の話が痛快で面白い。彼は今でも瀬古をライバル視していますね。中山は2度のオリンピックで2度とも4位。瀬古は14位と9位ですから。
posted by ヴィネガー at 18:07| マラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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